速読と合わせて覚えたいリーディング力を上げる3つの方法

心理学

時間がないのに溜まっていくLINEの通知やtwitterのタイムライン。もっと早く読めないかな?
そこで、今回はリーディング力を上げる3つの方法について紹介します。

大量の文章を読む

2010年にオハイオ州立大学が一卵性双生児と二卵性双生児を対象に本を読む力と遺伝子の関係を調査したそうです。すると、文章を読むスピードに関しては75%が遺伝で決まるという結果が出たそうです。

では、残りの25%は何によって決まるのでしょうか?それが、文章を読んだ量なのだそうです。

カリフォルニア大学の研究チームが発表した内容では、「内容を十分に理解しながら」読むスピードを確実に早くする唯一の方法は、反復練習しか無い。すなわち、大量の言葉に触れれば触れるほど、文章を処理する能力は早くなっていく。種類が異なる様々な文章読みこなす訓練をすることで私達はいろいろなタイプの言葉に馴染みが生まれる。その結果テキストの認知処理スピードが高まっていく。」とのことです。

結局、読んで慣れるしか無いということです。でも、読んで慣れるのはとても時間がかかるので、他にも2つの方法を紹介します。

目を閉じる

2012年にスコットランドのエジンバラ大学が行った実験があります。研究チームには33人の高齢者を集め、2つの短編小説を読んでもらい、その内容をできるだけ記憶するように指示しました。そして本を読み終わった後、33人を2つのグループに分け、次のような過ごし方をしてもらったのです。

Aグループ/暗い部屋で10分ほど目をつぶる
Bグループ/本の内容とは関係無いゲームをする

90分後すべての被験者に対して「できるだけ細かくストーリーを思い出してください」と指示したところ、目をつぶったAグループのほうが記憶の定着率が10%ほど高いことがわかりました。しかも、その傾向は1週間後の追試でも確認されたそうです。

勉強をしたあとにすぐにテレビを見たりLINEを見た後すぐにゲームをしたりすると脳に新たな情報が入ってくるため記憶の定着を妨げるそうです。記憶の定着を促進するため一定時間目をつぶり情報を遮断といいらしいです。

ワーキングメモリを鍛える

ワーキングメモリとはインプットの際に脳の中の海馬と言われる記憶を司るぶぶんが、アウトプットに際しては前頭前野が関与しています。そして、その双方を橋渡ししているのがワーキングメモリです。

テンプル大学が行った研究によると、4週間ワーキングメモリを鍛えるトレーニングを行ったグループは何もしなかったグループに比べ脳の実行機能が60%も上昇し文章の読解力も20%向上したと報告されています。

ワーキングメモリの鍛え方は簡単です。

①本や写真などを10秒間だけ見てできるだけ鮮明に覚えようとします。
②見ていたものを閉じ見たものをできるだけ思い出そうとしてみてください。
③どのくらいあたっていたか答え合わせをします。

このように1分以内に終わるトレーニングをするだけでリーディング力は格段に向上します。

まとめ

リーディング力を上げる3つのコツ

①反復練習
②目を閉じる
③ワーキングメモリを鍛える

リーディング力はLINEを読んだり説明書を読んだりと非常によく使う能力になります。リーディング力1つを鍛えるだけで生活の様々な部分で大きな効果を実感出来るでしょう。

今回、紹介したリーディング力を上げる方法のいくつかはすぐに実践できなおかつ短時間でおわるものなのでぜひ試してみてください!

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