すずめの戸締まりを実際に見た評価とレビューと感想。劇場で見る価値はあるか徹底解説

先日公開された新海誠監督のすずめの戸締まりを見た感想と劇場まで見に行く価値のある作品なのかを徹底解説していきます。

すずめの戸締りとは

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映画「君の名は。」「天気の子」で有名な新海誠監督が原作・監督・脚本を務める最新作劇場アニメです。この最新作劇場アニメは2021年12月15日東京帝国ホテルで行われた製作発表会で発表されました。キャッチコピーは「扉の向こうには、すべての時間があった―」となっています。

2016年に公開された映画「君の名は。」は興行収入250億円、2019年公開の映画「天気の子」は142億円と2作目のほうが興行収入が減少しています。3作品目となる「すずめの戸締まり」で新海誠監督が息を吹き返すのか、はたまた失速していくのかが示される作品となりそうです。

事前公開されているあらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃虚で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ古ぼけた扉。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。

また、今作品では冒頭の12分がAmazonPrimeなどで公開されており会員登録をすることで視聴することができます。30日の無料期間があるので30日以内に解約すると完全無料で視聴することができます。

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レビューと感想

音楽に頼りすぎていない

新海誠監督の過去作品「君の名は。」では「映画ではなくミュージックビデオではないか」と批判を受けるほどRADWINPSの音楽が作品の中で重要な役割を果たしていました。

音楽は新海誠監督の1つの表現方法として重要な役割を果たしていました。「君の名は。」では時間の流れが激しく2時間という限られた時間の中で主人公の時間を表現しなければなりません。

その方法として新海誠監督は音楽を用いたダイジェストという表現方法を採用していました。ダイジェストは主人公の長い時間を短く圧縮するため主人公のセリフはありません。そこで、映画を鑑賞している人の耳を飽きさせないためにダイジェストと同時に音楽を流していたのです。

しかし、今回の作品は主人公の時間の流れが穏やかでダイジェストとなる部分がありません。ほとんど音楽に頼っておらず映画そのものを楽しめると感じています。

過去作品の技術を受け継がれている

作品には雨の描写が所々に出てきます。

この雨の描写が「天気の子」の技術が受け継がれていると感じました。「天気の子」のパクリ?と思われる方もいるかもしれませんが雨の描写が作品内で重要な役割を占めているのではありません。

新しい「すずめの戸締り」作品の一部として「天気の子」でかなり工夫を凝らしていた雨の描写技術を取り入れたのは非常に良かったと感じています。

「すずめの戸締り」の1作品で「天気の子」の作品の良さも味わうことができます。

主人公が地元にやって来る!?

【トークノーカット】新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』製作発表会見/Makoto Shinkai's new film "Suzume no Tojimari" Press Conference

作品は日本をめぐるロードムービーになると制作発表会で発言されています。

日本全国各地をめぐる物語広い舞台の冒険物語のようです。

舞台あいさつのたびに地元を聖地にしてくださいと言われるが全部は出せないので、ロードムービーにすることで欲張り、各地の様々な風景や魅力的な人々、特別な出会いを描いたようです。

恐怖心をあおられる

作品中には地震の警報音が鳴ると予告されています。

この警報音により恐怖心をあおられることです。

作品中の演出であるということはわかっていても実際に警報音が鳴るとビクッとしてしまいます。さらに、劇場であるため音の迫力もあります。

もし、苦手な方は劇場には行かずにDVDなどが発売されてから視聴することをお勧めします。

作品の評価

Twitterでの発言も引用しながら作品の評価を考えたいと思います。

評価の高いシーン

竜とそばかすの姫との対比

竜とそばかすの姫の親は放任主義ですが、すずめの戸締りの主人公のを育てた方は最後までしっかりと面倒を見るキャラクターで描かれており評価の高い部分でした。

セクシーシーンが少ない

「君の名は。」では男性と女性が入れ替わり胸を揉むシーンなどがありましたが、今回はそのようなセクシーシーンが少なくなっています。

評価の低いシーン

多くの警報音が鳴る

劇場で見る価値はあるか

地震の警報音などが苦手な方は劇場には行かずにDVDなどが発売されてから視聴することをお勧めします。

問題がない人は下の項目に魅力を感じる場合は見に行く価値があると感じています。

  • 実際に災害が起きたような恐怖心が得られる
  • 綺麗な描写を大画面でみたい
  • 天気の子の雨の描写を大画面で見たい
  • 音楽に頼らない新海誠監督の実力がみられる
  • 新海誠監督の綺麗な絵を見られる
  • 構図を意識している作品
  • 竜とそばかすの姫との対比

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